今年のNHK大河の主役、西郷隆盛がこの世で一番始末の悪いものは、無欲の人間であると言っている。命も、名も、官位も、金もいらぬ人は、始末に困るものだと。このような人でなければ、困難をともにして、国家の大業は成し得られぬのだと。最近の官僚の不正は悲しい。優秀な企業には立派な理念があり、それを遵守しようとするが、果たして我が国にはあるのだろうか?