虫を嫌う人は多い。その虫から排出された成分を、直接手にとり平気で舐め、「美味しい」といわしめる「虫」がいる。それはハチミツをつくるミツバチだ。ミツバチは人間にとって特別な益虫であり、花の受粉も行っている。いなくなると困る。人の手による受粉行為でもいいのだろうが、虫たちによる偶然という所作は、自然界や宇宙の必然に繋がっている気がする。